貢献する愛、貢献させる愛
☆
「貢献する」という言葉があるけれど、
「貢献させていただく」と言ったほうが正しいのではないかと思う。
何故なら貢献することによって、一番その恩恵を受けるのは当の本人だからだ。
私はよく、人から学んだり、人からサポートを受けたとき、
「今、どっちがどっちに貢献しているんだろう」と思うことがある。
人からサポートを受けているのに、おかしな話なのだけれど、
私は貢献されていると同時に、貢献している気がしてならない。
また逆に私はよく、人に何かを与えたり、人にサポートをしたとき、
「今、どっちがどっちに貢献しているんだろう」と思うことがある。
人にサポートをしているのに、おかしな話なのだけれど、
私は貢献していると同時に、貢献されている気がしてならない。
何故そんなことを思うのかというと、
人が本質的に一番喜びを感じる瞬間というのは、
人に何かを与えるときや、人に貢献するときだからだ。
つまり、貢献させてくれた相手というのは、
貢献する側に、貢献する機会を与えてくれた訳であり、
それはつまり、貢献させるということに、貢献していることになる。
そういう意味で私は、
貢献する愛もあるけれど、貢献させる愛もあると思う。
そこに「真の貢献」があるとき、そこには必ず双方の「貢献」がある。
例えこれから私が、どれだけの人に貢献しようと、
またどれだけの人から貢献されようと、
貢献しているし、貢献されている。
貢献しているし、貢献させていただいている。
そのことを決して、忘れないようにしようと思う。
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