波がくるから大丈夫

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今日は、海にいるので、


「波」についての話をしようと思います。
















こないだ野村證券に行きました。











知り合いの人から、


ママが遺したものの中に、手続きが必要なものがあるから、


野村證券に行って、こういうことをしてきなさい、的なことを言われたんです。












なんだか、よく分からないんですけど、


株?をお金に変える手続きみたいなことをしました。

(人付き合いで持っていただけなので、金額は多くありません。)










それで、その時に、係りの人が、軽く株の説明をしてくれて、


株のグラフ?みたいなものを見せてくれました。
















1日の間に波がありました。




1年の間にも波がありました。










ずっと、同じなんてことはなくて、


上がったり、下がったりしてました。











それを見た時に、わたしは、


「すごい!!株もちゃんと波になってるんですね!!!!」



って係りの人に言ったんです。

















株についてはよく分からないのですが、


株って、人が作ったものですよね。














その、


人が作ったものに「波」があるんです。














人が作ったものに「自然」の力が働いているんです。


















人が作ったものにすら、


「波」がある、「自然」が力が働いてる。












わたしはそれに感動しました。











なぜかって、









だったら、人や人生にも「波」がないわけがない、







って思ったからです。

















大学にいたとき、卒業間近になって、


「そよちゃんは、これから何するの?」


ってクラスの子に聞かれました。


それでわたしは、


「今は、凪だから、波がくるまでなにもしない」


って言いました。















ここで言う凪や波って、心のはなしです。
















そしたらその子が、驚いたかんじで、


「じゃあ、ずっと波が来なかったら、どうするの!?」


って聞きました。



















「そしたら、なにもしない」


って、わたしは言いました。














まわりはみんな、することを決めていたので、


なにもしないって決めるのは、不安でした。











本当に、ずっと波がこなかったら、どうしよう、って。















でも、わたしは、心のどっかで、


ずっと波が来ないなんてことない、って思っていたんです。














結局、わたしは卒業して、


すごく無気力だったので、


本当にしばらくなにもしませんでした。












そして、しばらくしたあと、


勝手に動きたくなりました。














動きたくて、動きたくて、


たまらなくなりました。
















それで、旅に出ました。










                                ☆














ずっと凪の海なんてありません。













ずっと風が吹かないなんてことありません。














それは自然の法則に反しているから。






















「波」は自分でおこせるでしょうか?









わたしにはできません。
















いつ「波」がくるのでしょうか?














わたしには分かりません。















わたしが唯一できることは、










その「波」のときに、できることをすること。
















そして、わたしが唯一知っていることは、













ずっと凪の海なんてない、ということ、







そして、










そのうち「波」がくるから大丈夫、








だということです。