それは「問題」じゃない。

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子供のころ、大人はいろんなことを問題にすると思っていた。










少子化問題とか、地球温暖化、

このままいくと人類が滅亡するとか。











そして、子供のころの私は、


いろんなことを「問題」にする、


大人に、腹を立てていた。













「それのなにが問題なの?」


って思っていたから。










私は、もうあの頃みたいな、


子供じゃないけど、











もし、地球が滅亡したとして、


それはそれでいいんじゃないかと思う。












だって、それでも自然の中で、


調和がとれていると思うから。

















魚が死んだら、

それを食べる魚がいるし、














惑星が爆発したら、
その星くずで、新しい星ができたりする。















自然はときどき、


生態とかのバランスを崩すことがあるけど、


それだって、長い目で見たら、またちゃんと整う。






















世界には、不調和に見えることが、たくさんある。













でも、それも、川で死ぬ魚や、


どこがで爆発した惑星と同じように、


自然の循環の中で起きていると思う。




















調和の中に不調和があるし、


不調和の中に調和がある。














つまり、なにが言いたいのかというと、


バランスが崩れること、


それもバランスの一部だということ。
















そして、それも自然の一部だということ。















人は、調和を取ろうとする。












だけど、心配なんかしなくても、


調和なんて、もうとっくに取れてる。

















今、ここで。