アーティストとビジネスマン。
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[ 星のそばかすメイク ]
最近はいろいろ書きたいことがあったのだけど、なんだか書けずにいた。
どうしても、起きたことを、すぐに書くということができない。
だから、「好きな人」と「アシュリン」は、同じ人のことを書いているけど、
「彼氏という名の肩書き」に書いているのは、べつの人。
これは、どちらかの彼とのお話。
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彼はビジネスコンサルタントという職業柄のせいか、
わたしはよく、彼にコンサルされているような気がする。
「どういう方向性でやっていきたいのか。」とか 、
「自分のどういう才能を、どうやって生かすのか。」とか、
「何を目指すかによって、今やることは違う。」 というような助言をしてくる。
わたしは彼にそういうことを言われると、
いつもとても腹が立っていた。
そんなこと考えて生きたことがないので、
そもそも彼が何を言っているのか分からなかったし、
それに、わたしの生き方を否定されているような気がした。
ある時、友達に相談したら、
「彼は普段、大きな企業をコンサルしているから、そよのことを企業として見ていると思うよ。」
友達によると、彼はわたしの生き方を否定しているのではなく、
「わたし」という「御社」の現状を把握し、
改善、向上しようとしているらしい。
これを聞いて、
以前、彼がいろいろ助言をしてきたあとに、
「なにか手伝えることがあれば、するけど、、」
とボソっと呟いていたのを思い出した。
その時、わたしは、
「あ、彼はわたしの力になろうとしていたのか。」と少し驚いた。
彼は無意識でしているから、気づいていないだろうけど、
「人を企業として考える。 」
この考え方は面白いと思った。
大きな企業のことはよく知らないけれど、
たいていの企業っていうのは、なにか目標やプランがあるのだと思う。
目標とまではいかなくても、自分の企業をより良く、さらに発展させるという、
前提のもとで、動いているように感じる。
だから、それを考えたときに、
自分を企業として考えた時の生き方は、
どちらの生き方にするかなんて、決める必要はない。
その時したい方を選べば良いのだから。
だけど、どちらの生き方も知っていると、
人生においての自由や柔軟性は増すと思う。
彼はきっと、
わたしのことを「御社」として見ているんだろうと思ったら、
最近はあまり腹が立たなくなった。
彼の助言は、何かを具現化したり、実現したいときに、とても役に立つはずだから。
アーティストとビジネスマン。
今までこの二つは、絶対に合わないものだと思っていた。
だけど、もしかしたら意外に、
アーティストが苦手なことは、ビジネスマンが得意だったり、
相反するからこそ、互いにないものを補える。
彼と出逢って思ったことは、
人は自分に足りないだけの「なにか」を引き寄せる、ということ。
もし自分に「手」がなければ、「手」の代わりとなる人が現れる。
世界は、そういう風になっているのかもしれない。
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