GIFT / ギフト

            ☆


       






誰にだって、ギフト(才能)はある。




それはまだ、きれいなリボンが結ばれて箱に入って、




中身の分からないギフトかもしれないし、




もう箱を開けて、周りの人と分かち合った、ギフトかもしれない。




もしくは、あることにすら気づいていないものが、ギフトかもしれない。







いろんな色や形の、いろんなギフトがあるだろう。







時には、誰かのギフトの輝きが眩しくて、




自分のギフトがくすんで見えることもあるかもしれない。







時には、自分のギフトがちっぽけに感じて、




捨ててしまいたくなることもあるかもしれない。









だけど、捨てないで、比べないで、諦めないで、いて欲しい。









何故なら、私たち一人一人の中に、




それはそれは美しい宝石が埋まっているからだ。









人それぞれ違うその輝きは、




誰かの明けない夜に、朝日をもたらすことができる。







人それぞれ違うその輝きは、




誰かの心の空に、大きな虹をかけることができる。









だから私たちは、それを輝かせないといけない。









だから私たちには、それを輝かせる責任がある。











時計のどの部品が欠けても、時計として成り立たず、時を刻むことができないように、




この世界の誰一人が欠けても、この世界は世界として成り立たない。











自分のギフトが誰かへのギフトになって、誰かのギフトが自分へのギフトになって、




そうやって世界は回っていく。













それでもやっぱり、自分にギフトなんてない?











どこにギフトがあるかって?











あなたのギフトは、あなたの情熱という名の、鉱山に埋まっている。













まずは、そこから、掘ってみようじゃないか。