家のある暮らし。

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インドから戻ってきて、家のある暮らしが始まった。 




ひとり暮らしなんてしたことなかったし、




電球の替え方すら知らなかったから、最初は大変だった。









移動生活をやめた理由は、



疲れたから。







家がないって、帰るところがないって、



すごく疲れる。







ある日、




明日住むところの心配がない生活がしたくなった。













それから他の大きな理由は、




「生活」がしたくなったから。









好きなものに囲まれて、




 好きな食器でご飯を食べて、




 好きな家を掃除して、




 好きな服を洗濯して、 




 っていう「暮らし」がしたくなった。







どんな暮らしよりも、




「普通の暮らし」がしたくなった。













 家のない暮らしって、とても気に入ってたから、 




それが名乗れなくなるのは残念だけど、




 わたしのモットーは、旅をすることでも、




珍しい生き方をすることでもなく、




 ただ「今」したいことをして生きること。









 だから、家を捨てたい、と思ったらそうするし、




 「ふつう」がしたい、と思ったら「ふつう」をする。       













家のない生活をして知ったことは、




「生活」や「暮らし」って言うのは、




 食事で言うところの、主食だということ。 




それをちゃんとやらないと、土台ができない。 







こんな、おばあさんみたいなこと言いたくないけど、




これは5つ星ホテルで暮らしたり、




めちゃくちゃな移動生活をしていた、わたしだから言えること。







「生活」や「暮らし」は、心身の健康にそのまま繋がっているし、




逆に言えば、住環境を整えるだけで、心身ともにだいぶ安定する。




だから今不安定な人は、自分の住環境を見直してみてほしい。









整えるって、



自分の居心地が良くて、心が休まる家にするってこと。













ちなみに、仕事や人間関係はおかずで、




 旅はわたしのなかでは、おかずであり、スパイス。




 あんばいが大切で、スパイスばかり食べていると、おかしくなる。 













 人生を食事に例えるとするなら、 




 自分の身体が「今」なにを求めているのかを感じて、 




食事をバランスよく取ることが大切なんじゃないかな。 















以上、わたしの研究結果でした!