ちゃんと死ぬから大丈夫。
☆
身近で死を見ていて思ったのは、
人は死から逆算して、
今を生きているんじゃないかっていうこと。
なぜかって、ママが亡くなる前に、
そういう兆候があったから。
わたしは、その兆候を見て、
「ああ、、死ぬんだな、、」と思った。
それからは、死の要因が何であれ、
それは、その要因が原因で死に繋がったというよりは、
死の時期が決まっていたから、
その要因があったのではないかと思ってる。
つまり人っていうのは、
無意識に死の時期を知っていて、それに合わせて、
生活習慣や食事、行動や考え方、があるんじゃないかっていうこと。
以前まで、
間違った死があってはならないと思っていた。
間違った死を起こさないために、
わたしが何とかしようとしていた。
そして、壮絶に苦しんでいた。
だけど、今思うのは、
人は自分の死ぬ時期を間違えないということ。
あの頃わたしが欲しかったのは、
何百の生かし方でも、何千の治療法でもなく、
ただ一つ、この言葉。
どんな死であろうと、
人は、1分、1秒の狂いもなく、ちゃんと死ぬ。
長生きだろうが、短命だろうが、
"その時"は正しい。
ちゃんと死ぬから、大丈夫。
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