ちゃんと死ぬから大丈夫。

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身近で死を見ていて思ったのは、




人は死から逆算して、




今を生きているんじゃないかっていうこと。









なぜかって、ママが亡くなる前に、




そういう兆候があったから。









わたしは、その兆候を見て、




「ああ、、死ぬんだな、、」と思った。

















それからは、死の要因が何であれ、




それは、その要因が原因で死に繋がったというよりは、




死の時期が決まっていたから、




その要因があったのではないかと思ってる。

















つまり人っていうのは、




無意識に死の時期を知っていて、それに合わせて、




生活習慣や食事、行動や考え方、があるんじゃないかっていうこと。

















以前まで、




間違った死があってはならないと思っていた。













間違った死を起こさないために、




わたしが何とかしようとしていた。













そして、壮絶に苦しんでいた。

















だけど、今思うのは、




人は自分の死ぬ時期を間違えないということ。

















あの頃わたしが欲しかったのは、




何百の生かし方でも、何千の治療法でもなく、




ただ一つ、この言葉。

















どんな死であろうと、




人は、1分、1秒の狂いもなく、ちゃんと死ぬ。

















長生きだろうが、短命だろうが、




"その時"は正しい。

















ちゃんと死ぬから、大丈夫。