ペレの怒り

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昨日まで彼のことが、すごく好きだったのに、




今日ちょっと嫌なことを言われたら、もう嫌になった。











そして、めらめらと、




火山のような怒りが湧いてきた。













いつか、彼から学べることがなくなったら、




ゴミみたいに捨ててやろう。













そう思った。













「そんなひどいこと言うんじゃない。」




いつか誰かに言われたけれど、




わたしは、こんなひどい自分が好きだ。













それから、しばらくして、彼に会った。




彼が言ったのは、ちょっとしたこと。




でも、わたしが一番言われたかったこと。














昨日まで、すごく嫌いだったのに、




今日ちょっと良いことを言われたら、




わたしの気持ちは変わった。













捨てるだなんて、とんでもない。




やっぱり、彼のことは、宝物のように大切にしよう。

















わたしの気持ちが続くまで。